「自分でつくる自分だけのお守り」

お守り帖は7つのページに、
大切にしている言葉や
好きな言葉を書いて持ち歩ける、
自分でつくる自分だけのお守りです。

私は昔からよく『歌詞の言葉』を
心のお守りにしていました。

悲しいことがあった時、
何かを決断する時、
迷った時、

自分の中の意志や、
曲げられないことを確認するように、
音楽を聞いて
背中を押してもらっていました。

でも、そうした自分の中での大切したいことは、
いつの間にか忘れてしまうことがあります。

日々、仕事や家事・育児で忙殺されたり、
SNSや他人の言葉に翻弄されたりして、
自分の心に蓋をしてしまう。

そんなふうにしているうちに
他人がいいと思うものが「いい」になったり、
自分がいいと思うものが分からなくなって、
自分の中の小さな幸せが消えてしまう。

忙しない日常でも、ふとした時に自分が大切な言葉を眺めて、
思い出せたり、書いていくうちに大切なものに気付く。

そんなものを作りたいなと思うようになりました。

それが「わたしがつくるお守り帖」です。

お守り帖は、じゃばら折された7ページからなります。

7ページは全て白紙になっていて、自分が好きな言葉を書いていきます。

折りたたむと名刺サイズになっているので、
財布や名刺入れに入れたり、封筒、ポーチ、手帳の間など、
気軽に持ち歩くことができます。

ふと思い出した時、書いた言葉を眺めてみてください。

書く言葉は、好きな人の言葉、歌詞、漫画のセリフ、人からかけてもらった言葉など
なんでもOK。

最初はなかなか書けないかもしれません。
そんな時には無理に埋めようとせずに、
自然といいと思うものに出会うまで空けておくのも、
楽しみの一つになるのではないでしょうか。

デザインに込めた思い

彗星舎のコンセプトである北極星。

北極星は真北にある、動かない星。

彗星舎では、
北極星を「自分が大切にしていること」
「動かない信念」として
心の中の北極星を探すことをテーマにしています。

デザインにおいても「その人が大切にしていること」を私も大切にしたいし、
もし北極星がまだ自分の中で見えなくても、
それまでの道を照らしていきたい、

という思いで制作やデザインを行っています。

実際の夜空では、
北斗七星とカシオペヤ座の星を頼りに
北極星を見つけることができます。

北斗七星やカシオペヤ座が
北極星までの道しるべになるように
そこまでの無数の道を照らしていきたい。

そんな願いを表紙に込めました。

また、表紙と中のページにも使われている柄は
「七宝」(しっぽう)
という日本の伝統和柄です。

七宝は、仏教の教典に出てくる
七つの宝物を指します。

お守り帖に書く7つの言葉が、
自分の宝物のようになりますように。

そして、円形が永遠に連鎖する七宝柄は
円満、調和、良縁などの意味を持ち、

このお守り帖を書いていくことで
よいご縁が繋がってほしいと願いを込めました。

山折・谷折りを繰り返す折り方は『じゃばら折』です。

本のようにめくってストーリーを感じられたり、
全体を眺めて考えてみたり、
1ページだけ眺めたり。

言葉をいろんな角度から眺められるようにしたかったので、
この折り方にしました。

色々な使い方

もう北極星が見つかっている方には、
目標を書いたり、半年分の記録と結果に使ったり。

また、自分から自分へだけでなく、
大切なひとのコンクール・大会・試験などに贈るお守りや、
寄せ書き、交換日記など様々な使い方ができます。

お守り帖のアイデアも少しずつ紹介していきますね。

自分が選んだ言葉で、
自分が本当に大切にしたいことに辿り着くために、

お守り帖を使ってもらえるととても嬉しいです。