自己紹介が苦手だった。
口下手で、交流会や取引先とのやり取りでも、
本当なのにどこか嘘っぽくて、自分じゃない人を紹介しているみたいだった。
そんな悩みをこぼした知り合いから届いたお守り帖。
メッセージカードには、
「7ページ全部に短く、自分をあらわすキーワードやフレーズを書いてはどうでしょう」
少しの期待とワクワク感。
わたしはお守り帖を送ってくれた人に連絡を取り、書く内容を相談に乗ってもらった。
「ただひとつ、ルールは、
『履歴書や職務経歴書でわかるようなこと(資格や年齢、経歴、住まいなどの基礎情報)は書かない』
こと。」
ネタ的な要素も混ぜながら、自分のちょっとしたこだわり、近況、苦手なこと、仕事で大切にしていることなど、
飾らず、ありのまま書いてみた。
一緒についていたお守り袋を折って、お守り帖を包み、財布にそっと忍ばせた。
新年度早々、お客さまのもとへ訪問する約束。
自己紹介と世間話が始まる。
いつものように緊張しながら、
そしてお守り帖のことを思い出しながら、自分のことを話した。
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(一般社団法人noNameのページにつながります。)
